失恋で落ち込んでいた私が優しいSNS『GRAVITY』を始めてみた結果…

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３年半付き合っていた遠距離恋愛のパートナーと別れたときでした。

お互いに嫌いになったわけでもないのですが、将来のことが見えず別れという判断した結果だったのもあり、とてもつらい時期でした。

職場でのストレスも強く、そのストレスを癒してくれていたのもパートナーであり、一時は一人でいろんなことを抱え込み孤独や不安、淋しさ、辛さと闘っており、鬱になりそうなくらいでした。

匿名で静かにコミュニケーションが取れる癒しのチャットアプリ

そんな時にアプリでそういった心の淋しさが解決できるものがないか、と調べた結果ヒットしたものが「グラビティ」でした。

無理に人とのつながりを作るわけでなく、匿名で文字や音声のやり取りができるというところがこのアプリを入れたきっかけでした。

人恋しさや孤独感はあるものの、人見知りもあり元々人付き合いが得意でないという私にとっても、無理なく静かにコミュニケーションが取れる場所になるような気がしました。

黒の背景に白の土星というシンプルなデザインも、友人作り恋人づくりコミュニティづくりというものを連想させにくく、やってみようというハードルも低くなったように思います。

軽い気持ちでタップしてダウンロードしやすい理由だったように思います。

すごいところは音声電話は限られた数分間だけ、よっぽどのことがない限り同じ人とつながらない、１日３回まで匿名で電話できるということでした。

長電話がしたい、少し長く話したい物足りないと思うくらいがとてもちょうどよく、どんどん別の方にかけられるきっかけとなりました。

プライベートな問題も深刻な問題も、今後会うこともない人だからと思うと気軽に自分の思いの丈や置かれた状況を話すことのできる場所になっていました。

メンタルケアに非常に有効だった優しいSNSのようなアプリ

また、グループで話すコミュニティスペースも設けられているのですが、グループごとに特徴もあり、入りたくなければ聞くだけでラジオのようにしても良いという点がすごく気楽でした。

自分と同じような思考の方とも何人かと文字や音声でやりとりできて、あの時の私はグラビティがあったからこそ乗り越えられたように思います。

現在はグラビティに頼らなくても生活できるような環境と状況になっており、ログインもしばらくしていないのですが、今でもアンインストールせずにお守りのように持っています。

また何か、心のよりどころが欲しくなればグラビティがあると安心感をくれるアプリだと思います。

先日、誤作動でグラビティをタップしてあるグループコミュニティスペースに入ってしまったのですが、

「あれ？あいり。さん？かなりお久しぶりですよね。最近お見掛けしていなかったですが…」

と音声で話しかけて頂き、文字チャットで軽く御礼を言ったということがありました。

基本は匿名で、相手の素性もよく分からないままのアプリであるのに、どこかで私のことを知ってくれていて覚えてくれていた人がいたのだと思うと嬉しくて少し暖かい涙が出そうでした。

リアル感が無いからこそ自分のままでいられるGRAVITY

グラビティはアイコンもアバターで、アバターもリアル感がないからこそ普段の自分を出し切ることなく交流やつぶやきを出すことができるアプリだと思います。

ツイッターのように投稿することもできますが、ツイッターなどの大きなSNSでは埋もれてしまうようなさりげない一言でも、いろんな方がいいねのハートを押してくださる暖かく優しい場所だと思います。

以前の私のように孤独やストレスに押しつぶされそうになって、簡単に人にも相談できないという人がいるのであれば、ぜひグラビティでいろんな話をしていただきたいなと思います。

理不尽で世知辛くて演技をしなくてはいけない社会でも、グラビティではいろんな人がいて、自分を偽らずに存在することができます。

自分のままでいられる場所というだけでも救われる場所だと思います。

またどこかで匿名の誰かが救われることを願っています。