相手の素性が分からないからこそゆったりと話せる『焚き火チャット』

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始めたきっかけは仕事がしんどくて、それでも相談できる相手がいなかったからでした。

新卒だった私は、職場の上司からセクハラを受けていて、身近な友達や親には心配されるのが嫌で言えず。

誰でもいいから話を聞いて欲しいと言う気持ちでこのアプリを入れました。

寝られないときに呟いて知らない人とのんびりチャット

焚き火チャットは、タイムライン機能があり、誰に向けてなどなくつぶやいた内容からその相手へメッセージを送ることができます。

入れた日から、寝られない時には寝られない、などと呟き、同じように寝られない人と励まし合う日々を過ごしていました。

そんなふうに使っていたとき、またいつものように寝られなくて焚き火チャットで「明日仕事なのに寝られない」とつぶやきました。

するとそれに、1人の人が「わかるー、一緒に寝ようぜ！」とすごくフランクに話しかけてきたんです。

焚き火チャットの最大の特徴は、性別や年齢、住所など全て匿名で使用することができ、かつアイコンは好きな動物に設定できることです。

おかげで、「森の中の動物」として、何も考えずに関わることができました。

上司からセクハラを受けていた私としては、「女性」という性別で見られないことはとても落ち着くことができました。

私自身も、話しかけてくれた相手も性別も年齢も全てわからない状態でした。

相手の性別も年齢も分からないからこそ安心してやりとりできる

話し方から、男の人なのかなと言うことは想像できましたが、私は自分のことを「自分」とあえて表現していたので、後で聞くと相手はその時私のことを「おじさん」だと思っていたそうです。

眠れなかった時に話しかけてくれたその人とその場で適当に話のラリーを続け、その日は

「じゃあ、一緒に今からお花畑を想像して目を瞑ろう。そして、夢の中で一緒に遊ぼう、そしたら寝る気になるね！」

とお互いに話して、私も実際にお花畑を想像しながら目を瞑ると寝ることができました。

基本的にそのアプリは一日だけの交流、一期一会が多いので、

「昨日はあの人が話してくれて助かったな、夢は見れなかったけど」

と少し寂しく思っていました。

そして仕事から帰ってアプリを開くと、その人からメッセージが来ていたのです。

「昨日は寝られた？」と。

「寝られたよ、君には会えなかったけど笑」

と送ると、相手も「よかった！俺も夢見てないわ笑」と送ってきて、ふふっと笑ってしまいました。

その日から、寝られない時だけお互いに、適当にメッセージを送り合う仲になりました。

次第に世間話もするようになり、お互いに暇な時だけメッセージを返してはクスッと笑えるような、そんな関係性になりました。

そのまま時がたち、あっという間に出会って3年目。

話しているうちにお互いの情報も交換でき、相手が私より10歳ほど年上の男性だと言うことも知りました。

初めて私の年齢と性別を話した時、「え？！同い年ぐらいかと思ってたし同性だと思ってたわ！」と驚かれましたが、特に態度や関わり方も変わらないことに安心しました。

のんびりとゆっくりとしたチャットを楽しめる「焚き火チャット」

これは、焚き火チャットの、性別や年齢がわからないと言う特徴があったからこそだと思っています。

やっぱり、異性だとわかった状態で知り合うと恋愛関係に持っていく人が多いですが、最初から異性だと思っていた中で仲良くしてくれたので今のような、純粋な友達としての関係になれたのだと思います。

今でもお相手さんとは、時々しんどくなったときに連絡を取り合って近況報告や、どうでもいい会話をのんびり話す仲が続いています。

のんびりと、ゆったりとした焚き火チャットだからこそ、同じように平和な話ができる相手と出会うことができ、ここから大好きな友達ができました。

出会いを求める方には向いていないアプリかもしれませんが、純粋に話し相手やお友達が欲しい方には本当におすすめのチャットアプリです。