匿名性の高い『うさ森チャット』で手軽なコミュニケーションと新たな繋がりを手に

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私が２０代前半のころ、うさ森チャットを使用していた当時はコロナが現れる前でリアルの人同士の繋がりが活発な時期でした。

まだマッチングアプリも出ていないような状況で、アプリでの出会い方はあまり周りには言いづらい、マイナーな印象でした。

ですが当時の私は家と職場の往復でリアルでの出会いがなく、社交性も低かったので孤独を感じていました。

抵抗感もありましたが、思い切ってチャットアプリをインストールしたことが使用したきっかけです。

心地良い匿名性で楽しく積極的なコミュニケーションの実感

うさ森チャットはツイッターのような形式でトップにホーム画面があります。

そこにはユーザーたちのつぶやきがリアルタイムで流れていました。

誰でもつぶやくことは可能で、アイコンも自由に設定しプロフィールも何度も編集可能です。

厳しい制約もなくかなり手軽な印象でした。

それゆえに素性が分からない人も多くやや心配はありましたが、寂しさを埋めるために何かをつぶやくと、きまって返信をもらえるので嬉しかったです。

私自身も、ホームに気になる投稿をしている人がいたら積極的にメッセージを送っていました。

リアルでは人見知りで引っ込み思案な私ですが、オンライン上では楽しく人付き合いが出来ます。

送信制限もなく無料でメッセージを送ることが出来るので、良心的な機能だと思いました。

ホームの独り言がきっかけで始まった個別チャットで繋がる縁

大多数の利用目的が暇つぶしのため、会話の内容は中身がなく取り留めのないものが多かったです。

例えば『これから仕事ー。だるい』とつぶやく人がいたら個別に『がんばってね』『仕事だるいよね』とメッセージを送る、といった使い方が主流です。

やり取りもたいてい長くは続かないことが多いですが、ホームには独り言を流す人が何人もいて、そこから個別で会話をすることが出来ました。

個別の内容はホームでは見られないので周りを気にせずチャットを楽しめるのが良かったです。

私は当時２０代前半だったので、あわよくば恋人関係に繋がるような出会いを探している部分もありました。

個別チャットで趣味話が続いた人と、より親密になるために通話ができる別のアプリに移動して肉声で会話をすることもありました。

普段の生活では出会えない職種や年齢の人と話すことが出来て視野が広がりました。

アプリを開けば孤独感も薄れ、楽しくワクワクした気持ちになれました。

『うさ森チャット』からリアルの恋に発展し１年間の恋愛に

うさ森チャットを続ける中で、ゲームの話で盛り上がった男性がいました。

例によって通話のできる別のアプリで声を使って話そうということになり、通話をつなげるとさらに数時間と話が続き盛り上がりました。

かなり緊張はしましたが、実際に会ってデートをしようということになったのです。

ネットを通じての出会いはリスクも伴うため不安はゼロではありませんでしたが、恋人が欲しかった私は思い切ってデートを承諾。

後日会ってみると疑惑も払拭され、リアルでのお付き合いが始まりました。

互いの家族とも交流を持つなど順調でしたが、交際１年記念日を前に相手から振られてしまい、しばらく立ち直るのに時間がかかりました。

それでも、二人の出会いのきっかけとなったうさ森チャットには感謝しています。

ニーズに応えるアプリの先駆者『うさ森チャット』が提供する温かい寄り添いの場

ふられた後の寂しさを埋めてくれたのもまたチャットの住民たちでした。

つかず離れず、匿名性が高いけれど何処か温かい。

画面の向こうには人間がいて、みんなそれぞれの場所で頑張っている。

誰かとのつながりを求めて生きている。

そう感じずにはいられませんでした。

そんな経験から数年が経ち、本人確認や有料制度などが徹底された婚活アプリがだいぶ増えました。

ただ、うさ森チャットのような、ただ暇をつぶしたい。

誰かにそっと寄り添ってほしい、といったニーズにこたえられるアプリは今後も必要不可欠だと思います。